こんにちは、新入部員の鎌倉と申します。初のリレーブログ、拙い文章ですが暫しお付き合いください。

今回私が紹介させていただくのは、恩田陸さんの『ライオンハート』です。

冷たい風が吹き荒ぶ冬、私の冷えきった心を温めてくれる本です。

それではキーワードと共に紹介させていただきます。

 

1、【運命】

この物語は、ある男女が時を超えあらゆる場所で幾度と出会いを果たす物語です。

男女、エドワードとエリザベスは、ある出来事をきっかけとして、生まれ変わるたびに年齢も職業も様々に変えながら必ずどこかで出会います。

理由はわからない。

けれど会いたくてたまらない。

会えた瞬間の喜びは何物にも代えがたく、世界が金色にはじけるような喜びを覚える。

不思議な運命に身を委ねる二人の物語です。

 

2、【夢】

不思議な運命を何度となく過ごす男・エドワードは、運命の相手・エリザベスのことを現実で出会う前から夢の中で、ときには白昼夢の中で出会い、心を奪われます。

「ある時代の」エドワードは、幼いころから度々エリザベスを夢の中で目撃します。全寮制の学校へ進学したエドワードはある日食堂で白昼夢の中でエリザベスを目撃し、思わず彼女の名を口にしてしまいます。友人たちにからかわれ、実際に会ったこともない女性に焦がれる自分は頭がおかしいのではないかと自身を責めるようになります。ある事件により一時帰省することになったエドワードは帰省中、母親に亡き祖父の日記を見せてもらい、衝撃を受けます。なんと、祖父の日記に書かれていたのは自分も見たことのあるエリザベスに関する夢についてでした。

このようにライオンハートにおいて「夢」というキーワードは欠かせません。

 

3、【発見の楽しみ】

前回から引き継いだキーワードです。

エドワードの見るエリザベスに関連する夢は何種類かあります。

物語を読み進めていくうちに、夢の中と現実のエリザベスの一致の発見は勿論、ある場面では、誰が「エドワード」と「エリザベス」なのか思わず考えてしまうような展開もあります。

 

晩秋のような寂しさを漂わせながらもエンターテインメントに優れ、読めばすぐに引き込まれることと思います。

ぜひ一度読まれることをお勧めします。

以上で『ライオンハート』の紹介を終わらせていただきます。

次の紹介者さん、よろしくお願いします。