2018年度第四回7-9月リレーブログ『体育館の殺人』青崎有吾 担当:清水

大変ご無沙汰しております。2年前にリレーブログを一度書いたっきり暫らく休部させていただいていた清水と申します。

まずは謝罪から始めねばなりません。前回の第三回を書いた鈴木先輩から次回のリレーブログ執筆の指名を頂いたのが7月の半ばころ。夏休みを挟んでこの記事の公開は9月も終わりの頃になってしまいました。今回のリレーブログが夏号、あるいは夏休み号となってしまったのは一重に私の不徳の致すところでございます。大変申し訳ございませんでした。何をしていたかというと、大学の試験や税理士試験等の各種資格試験、3年生ということでインターンシップへの参加など、盛りだくさんでした。え?言い訳は要らない?では本題に入らさせていただきます。

さて、前回からの引き継ぎワードは【読者への挑戦状】です。まぁ【密室】も出てくるんですが。お恥ずかしながら、【読者への挑戦状】というものを私はあまり見たことがなかった、ということもあり、前者を選択しましたので、今年度中はもう【読者への挑戦状】は使えませんからね。このワードを見て、「ミステリ以外の選択肢、ないじゃん!」と思わず叫んでしまいました。ミステリは老後の楽しみにしようと思っているため、あまり読んだことがないのですが……それでも今回は頑張ってみました。前回の鈴木先輩がエラリー・クイーン推しのようでしたので、じゃあ、ということで「平成のエラリー・クイーン」とも評されている青崎有吾氏のデビュー作であり、第22回鮎川哲也賞受賞作品でもある本作品を取り上げることにいたしました。

〈あらすじ〉文庫版背表紙より引用

風ヶ丘高校の旧体育館で、放課後、放送部の少年が刺殺された。密室状態の体育館にいた唯一の人物、女子卓球部の部長の犯行だと、警察は決めてかかる。卓球部員・柚乃は、部長を救うために、学内随一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。アニメオタクの駄目人間に――。

ネタバレには配慮しています↓

【読者への挑戦状】前回からの引き継ぎワード

作者が平成のエラリー・クイーンと呼ばれているだけあって、幕間として読者への挑戦ページが設けられています。ただ、前回の先輩のように「もう一度最初から読み直」すことは(個人的に)おすすめいたしません。文中で作者の考えとして、現代の読者は読み返して犯人やトリックを当てようとすることはしないだろう、と書かれているためです。ただそう言いながらもしっかり、この読者への挑戦という発明に対し敬意を払い、しっかり挑戦に関する武運は祈られてしまうため、「圧倒的物好きもしくは暇人」の方は挑んでみてもいいのではないでしょうか。私は続きが気になってすぐ次のページにに行ってしまいましたが。

【学校】

あらすじにあるように、舞台は高校です。体育館の形や授業時間など、細かい差異はあるでしょうが、高校を出身したて(?)の私には情景が目に浮かぶようで……感情移入といいますか、とにかく読みやすかったです。ああ鍵を借りるのには職員室に行かなくちゃな、とか、トイレはきれいな方に行きたいよな、とか。これを読むのを老後に回さなくって正解でした。ネタバレOFFだとこれは書きにくいですね……。

【変人】

本作の探偵役である裏染天馬。彼は校内の百人一首同好会の部室に棲み着いているのです。更にアニメオタクというところも変人度に磨きをかける。作中には『生徒会役員共』や『とらドラ』、『装甲騎兵ボトムズ』のネタまで散りばめられています。大抵は彼の独り言なので、知らなくっても(小ネタの数もそこまで多くないこともあって)何ら問題なく読み進めることもできますが……知っていればニヤリとできるでしょう。積極的に謎解きをしない、所謂やれやれ系の人間である彼の推理の原動力は金。さらに使い途はFateのブルーレイ等というのだから変人ですよね。先輩が死んでいいるんやぞ。

さて、以上で本作の魅力をお伝えすることは……できていないと思いますが、面白かったのでぜひ読んでください。ミステリ、特に本格派はちょっと……というような方も、舞台が身近なこともあり、読みやすいと思いますよ。私もそうですし。入門としてオススメです。もちろんミステリ玄人の方もぜひ。ロジックの連鎖の様は痛快です。それでは、また。

このワードなら次回はミステリ以外の作品に繋がるかな……

2018年度第三回6月リレーブログ『雪密室』法月綸太郎 担当:鈴木佑佳

こんばんわ。タイトルには六月と書いてありますが、暑さが厳しい7月になってしまいました。遅れてすみません。このサークルには二年生から入りましたがとても居心地よく過ごしています。部室ではコバエが問題になっているようで、暑さはやっぱりいいものじゃないなあと思います。さて、では引継ぎワードを紹介します。【クローズド・サークル】です。ミステリといえば王道の言葉ですね。多くの有名なミステリの中でこの言葉は出てくると思いますが、わたしが選んだのは法月綸太郎さんの『雪密室』です。名は体を表すといいますが、このタイトルがそのままこの小説の内容をあらわしていると思います。この作品はクイーンばりに読者への挑戦を作品内で読者にたたきつけています。私自身、エラリー・クイーンが好きなので、この法月さんの演出がとても気に入り、この作家さんが大好きになりました。

<あらすじ>

山荘に集められたなにやらわけがありそうな招待客たち。雪が降り、山荘に閉じ込められた日の翌日、招待客の一人の美女が殺されていた。雪が降り積もった殺人現場の周りには足跡一つ見つからない密室状態。その中の一人法月警視は息子の綸太郎とともにこの密室の謎に挑んでいく。名探偵綸太郎の初舞台。

少し、ネタバレがあります。

【密室】

殺害現場である離れのまわりには雪が降りつもっていた。しかし、離れの周りには犯人らしき足跡がないという雪によっての密室状態。そして、離れには鍵がかかっていた。その鍵は世界に二個しかないという特殊な鍵で一個は被害者が持っていて、もう一個は使用できない状況にあった。という二重の密室状態で被害者の美女は死んでいた。もう密室という言葉を聞くだけでワクワクしてしまいます。

【読者への挑戦状】

この言葉を見るとやはりエラリー・クイーンが思い浮かびます。親が警視で息子の名前は作家と同名同姓という本作の設定もクイーン好きにはたまらないと思います。ぜひ、エラリー・クイーンが好きな人も読んだことがない人も、この『雪密室』を読んでみてください。そして、読者への挑戦状が来た場合は、もう一度最初から読み直し、名探偵になった気分で謎を解いてみて下さい。

【クローズド・サークル】前回からの引継ぎワード

言葉の意味は前回のリレーブログで紹介されていたと思うのでそちらを見てください。招待客は山荘に集められ、雪で帰れなくなり晩餐では不穏な空気が流れ殺人が起きやすい状況にいつのまにかなっていく。ミステリ好きなら一度は、ああ、クローズド・サークルを体験してみたい、そんな状況に陥ってみたいと思ったことがあるという人がいると思います。私もそうです。ただ、この作品の場合警察は来ます。なので、ずっと名探偵が出張っているわけではなく警察の見解やほかにもさまざまな意見が出たうえで警視の息子綸太郎が謎を解き明かします。

なんだか最近ミステリ読んでないなって人はぜひ読んでみてください。

2018年度第二回5月リレーブログ『十角館の殺人』綾辻行人 担当:近藤勇大

どうも初めまして、こんにちわ、ミステリ研究会の近藤勇大です。5月も中頃、梅雨の走りとでもいうかのように最近は雨の日が続き、私はとても陰鬱な気分です。ゴールデンウィークも明け、五月病真っ盛りのこの時期に続く雨、最悪のコンボですね。そんな中書くんです、多少の駄文は許してくださいね。それと私、今年度からミス研会長という大役を拝命いたしました。(Q.会長ってなにやるの?私気になります!)前会長の強い強い推薦により、ミス研会長に相成ったわけですが、これがまた非常〜に面倒臭い役職でして、肩書きに飛びついた2月の自分を呪いたい…。A.いろいろな書類を書いたり、学生部に申請したり、これ給料発生しないんですか?ねえ会計のS田くん、これ見てたら検討してくださいよ。本当に。

さて、リレーブログでしたね。・・・去年は本当にすいませんでした!前回のうどんの粉さんも触れていますが、去年のリレーブログは9月でバトンが落とされました。何を隠そう、バトンから手を離してしまったのはこの私なのです。ここで懺悔と言い訳をさせてください。なんもかんも引き継ぎワードが悪い!これのせいで私は書こうと思ってた本が書けなくて、結局書かなかったのだー!本当すいませんでした。今年は書きます。書きますとも。こじ付けてでも引き継ぎワードを克服してみせる!ということで私が今回紹介するのは、綾辻行人さんのデビュー作『十角館の殺人』。引き継ぎワードは【やさしさ】からいただきます。おっと、今『十角館の殺人』でやさしさ?と怪訝に思われた既読の方々。まあまあ、私のこじ付けをどうかご覧あれ。

〈あらすじ〉

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける。

*かなりネタバレします。推理小説だけに、一応警告を。

 

【クローズド・サークル】

クローズド・サークルとは、吹雪の山荘や嵐の孤島といったように、何らかの事情で外界との往来が途絶えた場所での事件のことを言い、大学ミステリ研の七人が巻き込まれる連続殺人事件の舞台・角島は、まさに嵐の孤島だと言えるでしょう。クローズド・サークルの大きな特徴は、登場人物を限定することで、ある程度犯人が特定できるという点と、科学的調査が介入しないことで、論理的なトリックの看破が楽しめるという点です。次々と起こる連続殺人に疑心暗鬼となる登場人物たち。彼らの心理描写がまた格段とこの物語に味を出すのです。ただこの作品では次にあげる「叙述トリック」によって、クローズド・サークルの裏をかいた犯行が行われます。

*もう一度警告を、次読んだらもう楽しめない可能性高いです。

 

【叙述トリック】

叙述トリックはミステリ作品においてしばしば見られる技法です。文章の書き方によって、視点となっている登場人物の思考の一部や、ある情報を意図的に伏せることで、読者にミスリードを仕掛けるというテクニックであり、読者は物語終盤にどんでん返しをくらうというのが醍醐味になります。この作品では登場人物たちに特徴的なニックネームが与えられており、このニックネームが叙述トリックを大いに手助けをしているのです。叙述トリックが破られるあの一行に多くのミステリファンが感嘆したことでしょう。

【やさしさ】前回からの引き継ぎワード

さあ、こじつけパートがやってまいりました!これまではミステリらしくトリックに関係することを書いてきましたが、ここでは犯人にフォーカスを当てて、狂気の連続殺人の中に見えるやさしさについて書こうと思います。(もうネタバレとか気にしない)この事件の犯人(H)は、物語のいたるところで、やさしさや、良心を描写されています。殺人と関係のないところでは、他人のプライバシーを気遣ったり、殺人の動機にしても、(H)のやさしさからの行動でしょう。もちろん、人を殺しているわけですから、憎しみの感情も多分にあったことでしょう。しかし全ては(H)のやさしい性格が故に起きてしまった悲しい事件なのです。まあこの(H)のやさしさも叙述トリックの一貫と考えることもできますが。

 

こんな感じで終わります。書いてみて思ったこと。ミステリの紹介って難しい!今回はバリバリネタバレしてしまいましたが、本当に読んで欲しかったら、ネタバレを伏せて魅力を伝えないといけないなんて!引き継ぎワード的に次もミス研会員に担当して欲しいですね。

 

2018年度第一回4月リレーブログ『娼年』石田衣良 著 担当:うどんの粉

こんにちは(編集時午前2時)、幻想文学研究会のうどんの粉です。四月は中ごろ、桜の木も緑の衣に身を包み、始まりの季節から段々と順応の季節になり始めている頃だと思う。そんなことを思う僕も、もう3年生。働きたくねぇわ、ホント。それはさておき、現会員も含めてリレーブログなるモノをご存知だろうか。1か月に2回ほどのペースであるにもかかわらず、何と去年は9月で更新をストップさせるという暴挙にでて、そのまま今の今まで放置されてきたのである。それを先日SF研会長から指摘されたときには流石に寒気が走ったね。マジで。

さて、では忘れている現会員もいるかもしれないので今年度、いや今年最初である今回はリレーブログの簡単なルール説明もかねて進めていきたいと思う。といっても難しいモノではない。リレーブログは会員がオススメの本を3つのキーワードを使って紹介していくというもの。その3つのキーワードの内の1つは前任の会員が使ったものから引き継ぐ。ただし、前任の会員がさらにその前の会員から引き継いだものは選べない。つまり、ずっと同じキーワードを引き継ぐことはできない仕様となっている。つまんなくしない為のセーフティ的な。今回はせっかくだから前担当の平良さんの記事のキーワードの1つ、【孤独】を引き継いで『娼年』を書いていこうと思う。会誌でも紹介してたやんという意見は受け付けてません。

〈あらすじ〉

恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制のボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながら「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性の中にひそむ、欲望の不思議にみせられていく……。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

 

【孤独】※前回からの引継ぎキーワード

主人公のリョウは幼いころに母を亡くす。その頃からだろう。彼の心には穴が開いたのは。その穴はリョウにどんなに瑞々しい肉体を抱いても満たされず、女性の底というものを決めつけさせるということを課した。果たして母という存在があれば彼はこうならなかったかというのは断言できないが、母の死去は彼に喪失感を与え、空虚と孤独をもたらしたのは間違いない。しかしそんな冷め切った心も数々の女たちを前に、徐々に氷解していく。

【欲望】

閉じ切ったリョウに情熱を取り戻させたのは、娼夫として出会った女たちの身勝手な欲望である。決して日常生活では満たされない、倒錯的といってもいい程のリビドーは、リョウに女性の、全ての人間が持つ可能性という光を気付かせる。一人ひとりが千差万別。そしてその欲望のルーツには必ずその人の物語がある。だからこそ全ての人間は美しく、魅力があるのだという気付きは、彼に女性への興味という情熱を取り戻させるのに足りて余りあるものだったろう。

【やさしさ】

このボーイズクラブでトップの人気を誇るリョウは出会う女性たちの嵐のような、それでいて壊れやすい硝子細工のような欲望を前にしたとき、それを否定せず、かといって賛同するでもなく、ただ従う。彼女らが満たされるように。そして彼女たちのありのままの美しさを見るために。きっと客の全てが自分の欲望を醜く歪んだものだと、社会の常識がそれを許さないだろうと確信している。その後ろめたさを誰もが抱いている。そして彼はそれを知った上で敢えて肯定も否定もしない。これは己の歪みに苦悩することと、それでいてその歪みに溺れる快楽に身をゆだねる姿のどちらをも結果的に肯定していることに他ならない。手放しでも掴みかかるでもなく、ただ、寄り添うことこそが最適解だとしたのだ。又、この作品そのもので言うと、物語の終盤にボーイズクラブが無くなる危機に直面するのだが、どこか未来に展望がある、そんなやさしいテイストで幕を下ろすのもこういった作品群の中ではめづらしく、印象深い。

 

以上。エロという面だけでなく、リョウという人間の心の変化にも目を向けてほしい作品でした。あと、松坂桃季主演で映画化もしているので是非見てね。因みにR18だから、お父さんお母さんと一緒に見に行こう。

2017年度第六回目リレーブログ「夜間飛行」サン=テグジュペリ 著 担当:平良

はじめまして!今回リレーブログを書かせていただく1年の平良と申します。
立秋もだいぶすぎてようやく過ごしやすい気候になってまいりました。調べたところ、立秋は中国の黄河のあたりの寒い地方が基準になっており、それがそのまま日本に伝わったためちょっと季節感がよくわからないことになっているみたいです。自分の学科的にはぜひとも掘り下げたい話題なんですが……、閑話休題。

さて、今回紹介させていただくのはサン=テグジュペリ『夜間飛行』です。
(すみません一応ミス研なんですけどテーマに沿ってかけるやつ探してたらこれになりました)

あらすじ(Amazonより引用)
第二次大戦末期、ナチス戦闘機に撃墜され、地中海上空に散った天才サン=テグジュペリ。彼の代表作である『夜間飛行』は、郵便飛行業がまだ危険視されていた草創期に、事業の死活を賭けた夜間飛行に従事する人々の、人間の尊厳を確証する高邁な勇気にみちた行動を描く。実録的価値と文学性を合わせもつ名作としてジッドの推賞する作品である。他に処女作『南方郵便機』を併録。

<ファーストコンタクト>*前回からの引き継ぎワード
『夜間飛行』の舞台はまだ夜間の郵便飛行業が始まって間もないころ。「汽車や汽船に対して、昼間勝ち優った速度を、夜間に失うということは、実に航空会社にとっては死活の重大問題だ」--支配人リヴィエールは、軍事行為以外では考えられなかった夜間飛行、しかも当時必ず失敗すると言われていた夜間の定期航空を試みます。
操縦桿を握る自分の手すら見えないような深い闇、現代に生きる私達には想像もつかないような黒の世界に操縦士達は出会い、それを乗り越えようと奮闘します。夜間の定期航空は、人々にとって新しい時代とのファーストコンタクトであり、操縦士達にとっては慣れたはずの空の別の顔とのファーストコンタクトでもありました。

<孤独>
サン=テグジュペリの作品は心地よい孤独で満ちています。『星の王子さま』での主人公と王子様、または王子様と薔薇、ヘビ、狐、様々な星に住む人々などが、まるで独り言を呟きあっているような会話劇、あの優しいけれどどことなく寂しい雰囲気。『夜間飛行』では、『星の王子さま』より現実的な人間が描かれることにより、この雰囲気が一層強く読者に迫ります。
一見冷徹に思われる支配人リヴィエールは裏にある自分の信念を誰にも明かさず、ある操縦士は夜毎恋人を残して1人夜の空へ挑み、恋人は夜の街に沈むように操縦士を待ちます。嘆くでも悲しむでもなく、当たり前のものとして各々の孤独を受け入れ、お互いの孤独に干渉せず触れ合うその姿はとても優しく、心地良い。その中でついに孤独に耐えかねる監督ロビノーの姿は、普通の人間のようであるとともに、作品の中で際立って悲しい存在なのかもしれません。

<恐怖>
前例のない夜間の定期航空には様々な恐怖がつきまといました。それは自分の手すら見えない闇への恐怖であったり、墜落してしまうことへの恐怖であったり、フライトが失敗することへの恐怖であったり、恋人が2度と戻ってこないことへの恐怖であったりします。とかく未知から生まれる恐怖は漠然としていて、人々は漠然とした何かに対し、しかし明確に闘いを挑みます。その態度はいっそ傲慢だと蹴飛ばしたくもなりますが、悩み苦しみながら必死にもがく姿はどこか愛おしくもあるのです。

こんな感じでいいんでしょうか…。
サン=テグジュペリといえば『星の王子さま』が有名でこれだけは知ってる!読んだことある!という人が多いのですが他のも面白いぞ!とオススメしまくっていきたい所存です。
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました!

2017年度第五回目リレーブログ「太陽の簒奪者」野尻抱介 担当:白山慶劃

はじめまして、一年の白山慶劃です。

飛び交うセミがこちらに向かわないか戦々恐々の今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今年も相変わらず暑いですね。因みに佐藤大輔を崇拝した結果、〆切二か月過ぎました。本当に申し訳ない。
紹介するのは、野尻抱介の「太陽の簒奪者」です。ネタバレさせて頂きますので、お覚悟を。

あらすじ(裏表紙より引用)
西暦2006年、水星から突如として噴き上げられた鉱物資源は、やがて太陽をとりまく直径8000万キロのリングを形成しはじめた。日照量の激減により、破滅の危機に瀕する人類。いったい何者が、何の目的でこの巨大リングを創造したのか?―異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する科学者・白石亜紀は、宇宙艦ファランクスによる破壊ミッションへと旅立つが…。

<ファーストコンタクト>
2017年上半期のSF界隈は、ファーストコンタクトものを流行らせようという動きが露骨であったが、本作は日本SF復興の狼煙を挙げたゼロ年代のファーストコンタクトの一つである。本作は、未知のナノテクノロジーが急速に作り上げた「リング」の発見と、それを建造したであろう異星人、即ちビルダーと直接出会うまでの過程に大きく紙面を割いており、野尻抱介らしい軽い文体でありながらハードSFとしての評判にも頷けるリアリティ溢れる描写が魅力。当然、技術面に留まることはなく、意図せざると言えども冷害による被害を与えた脅威としての側面を持つビルダーと、これに対峙する人類側の、友好派と脅威派双方の葛藤の描写も象徴的である。しかし、私が敢えて注目したいのは、AIとの関係だ。

<AI>
2017年の今だからこそ、異星人と同じだけの存在感を発しているものが、AIナタリアと言えよう。ナタリアは作中では唯一真に異星人と交流できた人類の生み出した存在であり、また人類では理解することができなかった存在であった。作者は、ファーストコンタクトというものは、必ずしも異星人などの人類とは関係のなかった知性体と起こることではなく、人類が生み出した知性体であっても起こり得るということを表したかったがために、AIを出したと語っている。2045年に技術的特異点―シンギュラリティー、即ち人類を越える能力を有する汎用AIが誕生するとまことしやかに語られるが、面白いことに、現在人類の開発している専用AIであっても、その技術は黒魔術と開発者自身が揶揄するほどブラックボックス状態に陥っている。また、Facebookのチャットボットの二機が突如として独自の文法を用いて会話を始めたことも耳新しい

これらAIの共通点は、深層学習を用いて独自に学習しており、AIの意図を人間が読めない点にある。これは、人間には読み切れないほどの膨大な情報を、しかも自己学習してしまう為に、共通のお約束というものをAIが共有していないことが一因として挙げられる。勿論、他の要因も考えればキリがないが、それを考えるだけでも異質の存在を理解することの難しさは想像できよう。このような、AIの意図を解析する、或いは人間に理解させる機能を実装させる動きは、技術的特異点と呼ばれるほどに社会へ影響を及ぼすと考えられる、汎用AIの開発に向かうにつれて本格化するだろう。人間とは、宣託の巫女に全てを任せられるほど理想主義でなければ、また完全なものを造り出せるほど優れている訳でもないからだ。既に異なる文明とのファーストコンタクトを繰り返してきた我々の歴史において、将来確実に起こり得る新らたなファーストコンタクトとは、AIとの対話であろう。

<死>*前回からの引き継ぎワード
エピローグは思わぬ人物の独白で戸惑った者もいるだろう。少なくとも、私はその一人だ。何故彼なのかは読み進めればその訳が判る一方で、その意図について考えさせられることになる。異質な存在として設定されたビルダーたちの死生観と共にその思案を垣間見ることになるエピローグは、僅か二ページしかないが、しかしある意味で、最も鮮やかにビルダーと人間との違いを描いていると言ってもよい。同時に、彼らなりの温もりを感じさせられるこのエピローグは、どこか希望に満ちたものも感じられる。

負けました、このエピローグ、好きです。

最後に…
没原稿とした伊藤計劃「ハーモニー」の書評は、会誌に投稿予定です。

2017年度第四回目リレーブログ「青少年のための自殺学入門」寺山修司 著 担当:鈴木茉莉花

こんにちは
今回リレーブログを担当させていただくfsm2年の鈴木茉莉花です。
とっくのとうに梅雨入りしたはずなのに全然降っておらず、私は雨が好きなので残念に思っています。
雨独特のメランコリックな雰囲気が恋しいです。

今回紹介するのは、寺山修司氏の「青少年のための自殺学入門」です。

あらすじ(amazonから引用)
死ぬ自由くらいは自分で創造しよう!―死の音楽、死神占い、死と賭博等の考察から、自殺機械の作り方、上手な遺書の書き方、動機の立て方、場所の選び方、自殺のライセンスまで、死と真面目に戯れ、方法化し、受け身の死を排し、“充分に生きるために”死の確固たる思想を打ち立てることを軽妙な筆致で提唱する、寺山版自殺マニュアル。

<死>
この本のメインテーマは、題名からも分かるように 死 です。
私は哲学が好きなので、日頃死について考える機会が多いのですが皆様はいかがでしょうか?
当たり前のように今日を生きて、当たり前のように明日があって・・・
本書は、忙しい日常を生きていると忘れがちなこと、目をそらしたくなるような真実に向き合わせてくれます。

<強いメッセージ性>*前回からの引き継ぎワード
個人的な感想で申し訳ないのですが、私が考察したところ、寺山修司氏は自殺学入門と題して紹介しておきながら、本当は命の尊さや生(せい)の本質を伝えたかったのではないかと思いました。
人間は死ぬために生きているんだ、とかどんなに頑張っても死んだら全部無くなるんだから意味がない、とか言う人がいますが、そんなことは生きているからこそ感じることができるもので、すなわち生きる=死を意識することだと感じました。
余命を宣告された人が、残りの人生をなるべく悔いなく生きたいと思うのと同じで、死には生(せい)を鮮やかに彩る力があり、寺山修司氏はこのようなことを青少年に向かって伝えたかったのではないかと思います(超個人的解釈)。

<詩>
寺山修司氏は長編小説も著しましたが、主に詩を書くことが多かったので、本書も沢山の詩で構成されています。
短い詩が多いので隙間時間にサクッと読むことが出来てオススメです。

紹介文は以上になります。
最後までご精読ありがとうございました。
投稿の期日を過ぎてしまい申し訳ありません・・・
本書に興味を持ってくださる方がいらっしゃったら嬉しいです^-^

2017年度第三回リレーブログ 「カエルの楽園」百田尚樹 著 担当:トミタ

こんにちは、今回リレーブログを書かせていただくfsm2年目の富田です。もう春だと思っていたらあっという間に初夏。暑いですね!先日、家に黒いアイツが出現しました。新聞紙で叩こうとしましたが、部屋の隅に逃げられてどっかいっちゃいました。最近はほぼ毎日半袖です。でももうすぐ梅雨なので、少しは涼しくなるかもしれません。最近は大学になれてしまったせいか、時間の流れが早いです。「あれ、この授業を受けると言うことはもう一週間経ったのか!「あれ?この月9ドラマ昨日もやってなかったっけ?」といった具合です。皆さん、「時は金なり」この言葉を大事にしましょう。時間はお金じゃ買えません。戻りもしません、つまり僕の考えではお金よりも価値のあるものだと思います。どうでもいい話はこれくらいにしてそろそろ本の紹介に行きましょう。

今回紹介するのは、百田尚樹さんの「カエルの楽園」です。カエルが挿し絵などに大量に出てくるのでカエルがどうしても苦手な方は遠慮したほうがいいかもしれません。
〈あらすじ〉Amazonより引用
最大の悲劇は良心的な愚かさによってもたらされる

祖国を天敵のウシガエルによって追いやられ、安住の地を求めて旅に出たソクラテスとロベルトは豊かな国ナパージュにたどり着く。そこは心優しいカエルたちが暮らす゛平和な゛国だった。しかし、そこには隠された秘密があった…

〈人間以外が主人公〉
この本は最初から最後までずっとカエルが主人公でカエル目線で話が進んでいきます。なので、カエルの生活が人間なんかよりいかに大変かが分かります。

〈幻想〉*前回からの引き継ぎワード
この話に出てくるナパージュは[三戒]という決まりがあります。それがどういう内容かを言ってしまうとネタバレになりかねないのでご了承下さい。ナパージュのカエルたちはこの三戒があれば、ずっと平和なんだ、と信じていました。ところが、ある日この国にもウシガエルたちが攻めてきます。カエルたちは三戒を信じているので大丈夫だろうと胸を張っていましたがウシガエルたちにどんどん食べられてしまいます。なぜそうなってしまったか、それはこの本を読んで三戒がどんなものであるかが判れば解けます。結局、平和というのは、彼らの幻想に過ぎなかったのです。

〈強いメッセージ性〉
この小説は推理小説でも冒険小説でもありません。最近、芥川賞を受賞した村田沙也加さんのコンビニ人間のように強いメッセージ性を感じることが出来ます。この小説の結末は衝撃的です。ネットでは賛否両論ですが、私はありだと思います。
なお、この小説は途中で残酷なシーンが多めなので、対象年齢は15歳以上対象といった感じです。

最後に…
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
もうすぐ梅雨ということで、このカエルたちのお話にしました。今後は気温の変化が激しくなるそうです。皆さま、体調管理に気をつけてお過ごしください。

2017年度第二回リレーブログ『星降り山荘の殺人』倉知淳 著 担当:鱸

春は終わりを迎えつつあり、これから梅雨に入ると思うと気が重くなる、そんな今日この頃です。会員の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今年度からミス研の会長になりました、鈴木こと、鱸です。今年度2回目のリレーブログを書かせていただきます。よろしくお願いします。
さて先月行った読書会では、課題本の1つとして、有栖川有栖の『スイス時計の謎』を出させていただきました。こちらの表題作は、犯人当ての推理小説として非常に完成度の高い作品でしたが、今回紹介する倉知淳の『星降り山荘の殺人』も、緻密なロジックが売りの犯人当て推理小説です。

あらすじ
突発的な天候不良により、下界から隔離された山荘で殺人事件が発生した。殺害されたのは山荘の持ち主。容疑者は山荘に集められた男女8人。売れっ子女流作家にUFO研究家、果てはスターウォッチャーといずれも癖のある人物ばかり。いったいこの中の誰が犯人なのか。読者に対して、あくまでもフェアに勝負を挑んだ長編推理作品。

1、閉鎖
あらすじでも書いた通り、本作の舞台は閉ざされた雪の山荘、いわゆるクローズドサークルだ。クローズドサークルとは、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件の事(Wikipedia参照)。推理小説ではおなじみの舞台設定だ。その理由は、容疑者の限定や警察、科学捜査の非介入など、物語を推理小説として成立させるための条件が同時に達成できるためである。
種類としては、今回のような雪の山荘や絶海の孤島などが有名で、核シェルター内に閉じ込められる、なんてものもある。日常から隔離されたこの状況は、それだけでミステリーファンの心を躍らせるものがある。

2、論理

犯人当ての面白さといえば、緻密なロジックの積み重ねにある。探偵役は現場の状況、凶器、アリバイなどの条件をもとに、容疑者から犯人を絞り込んでいく。それら1つ1つが、どれほど論理的であるかどうかが、推理小説として面白くなるかどうかの重要な要素だと言える。
本作には、そんな緻密なロジックがいくつもある。なぜ犯人はこの凶器を選んだのか。なぜ警報装置をセットし直したのか。雪上に残された円の意味とはなにか。一見すると犯人には結びつかないような謎まである。しかし、これら全てに、誰しもが納得するような合理的な理由があるのだ。そして、それをもとに犯人の限定がなされていく。可能性が1つ1つ消えていき徐々に犯人へと近づいていく、そんな理詰めの美しさが際立っている。

3、幻想(前回からの引き継ぎワード)

※以下、場合によってはネタバレの恐れがあるのでご注意下さい。

事件が起きると、探偵役が推理し、犯人を当てる、またはトリックなどの謎を解く。これは推理小説定番のストーリーである。いつだって探偵役が謎を解き明かし、物語の結末を迎える。これには無敵の名探偵の様な幻想的な面もあるのだが、その一方、物語として面白みに欠ける部分もある。もちろん、そういった推理小説の面白さは、謎やトリックといった別のところにあるだろう。ただ、ストーリー展開という面だけで考えると、どうしてもワンパターンになってしまうのだ。
この予定調和を崩す様な作品も推理小説の中に存在する。本作もそのうちの1つだ。だが、本作が他よりもさらに上手いところは、予定調和を崩しつつも、王道のラインからはそれていないことだ。仕掛けがわかってから読者は初めて、”あくまでフェアに勝負を挑む”ことの意味を理解し、感嘆することになるだろう。

2017年度第一回リレーブログ「春琴抄」谷崎潤一郎 著 担当 うどん粉

 皆さんこんにちは。ご機嫌はいかがでしょうか。今年から幻想文学研の会長となります、うどん粉です。至らぬ身ではございますが、これからよろしくお願いします。
 今世間では桜舞い散る季節となり、あらゆる物事が「始まる」時期であると思います。そういった時期になると期待と共に、秋とは違った物寂しさが心に吹き込む気がします。しませんかそうですか。
 
 さて、長くお堅い挨拶はほどほどに。今年度最初ということで今回はリレーブログの簡単な説明もかねて進めていきたいと思う。
 リレーブログは会員がオススメの本を3つのキーワードを使って紹介していくというもの。その3つのキーワードの内の1つは前任の会員が使ったものから引き継ぐ。但し、前任の会員がさらにその前の会員から引き継いだものは選べない。つまり、ずっと同じキーワードを引き継ぐことはできない仕様となっている。ずっと同じだとつまんなくなっちゃうからね。しょうがないね。
 
 うだうだと近況報告と説明に文字を消費するのも悪くないのだが、本題の作品紹介と行くとしよう。今回紹介する作品は、谷崎潤一郎氏の「春琴抄」。この作品、今更僕のようなクソ雑魚ナメクジが紹介なんておこがましい事この上ないがどうしても書きたくなっちゃったのである。いいだろ好きなんだから。この作品は「鵙屋春琴伝」という一冊の書物を手にした「私」が、春琴の墓と、その横に小さくある佐助の墓を参り、2人の奇縁を語り始めるモノローグで始まるという、第三者の視点から二人の人物「佐助」と「春琴」の人生を語る形式となっている。
 丁稚の佐助は失明した春琴の目であり、琴の弟子として日々を過ごす。そのままいろいろありながらも春琴の方はわがまま且つ自尊心が強く育ち、佐助はそんな春琴に従順な弟子兼世話役として成長する。しかし春琴の性格が災いしある夜、何者かにお湯を顔にぶっかけられるという事態になってしまう。命に別状はないものの、かつての美貌は火傷によって損なわれ二人は悲しみに暮れる。そこで佐助が起こした行動とは己の目を潰し、春琴の惨状を見ることなく側に仕え続けるといもの。これに感激した春琴は佐助をこの先最後の時まで側に仕えさせ続けさせた。盲目ではあれど2人は互いに手や皮膚で触れるものから愛情を分かち、享受して過ごした。佐助が目を潰してそれを春琴に告げたその瞬間が、かけがえのない主従関係から「夢の中」で愛し合う二人になった時なのだろう。

【キーワード1:思考】※引継ぎキーワード
 この作品は谷崎氏の考える耽美なるものをこれでもかと盛りに盛った作品だということがよく言われている。マゾヒズムの極地。しかし単に肉欲を求めるだけのマゾヒズムではなく、そこには神に対する尊敬と畏怖に似た美しいものへの崇拝のようなものがあり、己の身を焼いてでもそれに奉仕したい、若しくは近くにいたいという彼の考えが垣間見える。その甘い香りに読者である我々は惹かれ、酔いしれ、蜂蜜に浸る砂糖のようにひたすらに脳髄の奥を溶かし、恍惚の息を漏らすのだ。これこそが彼の求めた耽美というものなのかもしれない。

【キーワード2:官能性】
 世に出回る官能小説と比較してみて、皆さんはこの小説を官能小説とは呼ばないかもしれない。一般に官能小説とは性描写が入ってきてこそと思われる。確かにそれもある。しかし、官能とは感覚器官を通して得られる快さのことで、特に性的な感覚を言う。直接的な性描写でなくとも我々は、視覚を通して脳にこの作品のような歪でありながらも美しく魅惑的な愛の世界を送り込むことで耽溺し、悦に浸ることが出来る。これは立派な純愛小説であり、官能小説である。決して官能を卑下することなかれ。

【キーワード3:幻想】
 佐助が己の目を潰したのは本当に春琴の為であろうか。僕はそうではないと思う。正確には愛する者の為も一応あっただろう(現に春琴は包帯を換えるときは見られたくないからと、佐助すら部屋を追い出されるほど塞ぎこむ)が、自分の中で出来上がった美しい「春琴」を醜くなった春琴で汚されたくなかったから、というのが本音だと思う。きっと耐えられなかったのだろう。佐助は自ら醜く変わった外界を捨て、自分の中の幻想の春琴と生きることを選んだのだ。声と体温は現実の春琴が補ってくれるから佐助は思う存分に「春琴」と愛し合える。2つの世界を通して春琴という存在を愛す。佐助は作中最も身勝手ながらも、最も愛情深かったのだ。

 
 さて、かなりのビッグネームを紹介したわけだが、内心冷や汗ダラダラである。あかん、これ的外れなこと書いてるんちゃうか、みたいな感じの。ま、お叱り等は勘弁してやってください。何しろケツの青いクソガキなもんで。